【NEEDY GIRL OVERDOSE】あめちゃんがこのゲームを通してやりたかったことは何か

怪文書

【NEEDY GIRL OVERDOSE】あめちゃんがこのゲームを通してやりたかったことは何か

以下は「NEEDY GIRL OVERDOSE」における画面に表示される21枠のEDを見た状態でのゲームに対する自分の感想というか、解釈というかを怪文書にまとめたものです。
(※ぷらいべったーに掲載した記事の再掲です)

あめちゃんがこのゲームを通してやりたかったことは何か

Do You Love Me?エンドやHappy End Worldエンドを見る限り、あめちゃんは「承認欲求が強いのみならず、精神的な性癖として相当ヤバいものを持っている」人間であるとわたしは思う。
なぜなら、ハッピーエンドもしくはトゥルーエンドとして扱われるであろうこれらのエンドに共通して、あめちゃんは「たくさんのオタクに自分という存在を強く印象付けた後、自らそれを台無しにすることで、オタクたちの中に自分を鮮烈に印象付けた」ことを喜んでいるように見えるからだ。
(フォロワー100万人を目指すという言葉とは裏腹に)彼女の真の最終目標を汚い言葉で言うと「たくさんの相手を自分に惚れさせた後、手ひどく捨てて永遠に自分を忘れられないようにすること」だったのではないかと考えることができる。……というかわたしは考えた。

これだけでもかなり趣味の悪い性癖をしていて、わたしはそれだけであめちゃんに惚れた。しかし、ここでちょっとメタな視点になりたい。
彼女は作中世界のオタクたちのみならず、プレイヤーに対しても同じ行動を取ろうとしているとは考えられないだろうか。

NEEDY GIRL OVERDOSEには、全エンド回収後の核心的な隠し要素として「Data0」と「ひみつのこと.txt」がある。
内容は今までこのゲームを遊んできたわたしたちこと「ピ≒プレイヤー」に混乱を呼ぶに足るものだ。
これらの内容が何を示すかについては既に数多のオタクが考察をしていることだと思うゆえ、わたしは直接的に言及をしない。

だが、わたしは思うのだ。
今まで遊んできたNEEDY GIRL OVERDOSEというゲームの前提全てをひっくり返すこれらの隠し要素は、その存在自体があめちゃんの歪んだ精神的性癖を満たすためのものではないか……と。

つまりこういうことだ。
わたしたちプレイヤーはピと一体化してNEEDY GIRL OVERDOSEというゲームを遊び、様々なエンディングを求めるうちに、いつの間にかあめちゃんという人物を強く印象付けられていた。下世話に言うなら惚れていたのだ。
そして、Data0のあめちゃんはプレイヤーが自分に惚れたことを確認して、最後の最後に「ひみつのこと.txt」という爆弾を投下した。
わたしたちが遊んできたこのゲームを台無しにし、わたしたちプレイヤーを手ひどく捨てたのだ。
そしてわたしたちは手ひどく捨てられたことで彼女という存在を忘れることができなくなり、ゲームの内容について思考や考察を始めた。あるいは彼女という存在について深く考えざるを得ない精神状態になった。

そう、このゲームはあめちゃんが「プレイヤーを自分に惚れさせた後、手ひどく捨てることで、永遠に自分という存在を忘れられないようにする」ための壮大な計画だったのだ。

このことに気づいた後、わたしはPVなどの初動段階で彼女が「承認欲求の強い女の子」と語られていたことを思い出し、感動した……というか舌を巻いた……というか「してやられた」と思った。
あめちゃんは自らの強すぎる承認欲求に基づいて、プレイヤーのわたしすら弄んだ。
「惚れさせて捨てて永遠に記憶に焼き付ける計画」を完遂したのだ。
そしてわたしは彼女の思惑通り、彼女のことが頭から離れなくなり、ご覧の通りこのゲームを考察し、記憶に焼き付けている。
いやあ、あまりにも美しい。お見事の一言だ。
何と言うことは無い、あめちゃんはこのゲームを通して、最初から最後まで「承認欲求を満たす」ために動いていたのだ。わたしたちプレイヤーに対してさえも。

わたしが各作品に対して爆裂させる深読み独自解釈は、いつも少々狂っていて幻覚レベルが高いことで有名だ。
だが今回はいつにも増して、あまりにも綺麗で、しっくりきて、精神的にキツい解釈をすることができたと思っている。
実際「ひみつのこと.txt」を見てこの発想に思い至った時、わたしは吐きそうになったし、精神的にヤバい状態になりそうだった。NEEDY GIRL OVERDOSE作中でもネタにされたかの狂気エロゲー『さよならを教えて』のエンディングを前にした時と似たような感覚である。

わたし自身がメンタルおかしくなって「いんぼうろんLv5」とか得そうな精神状態なので、これ以上この解釈についてわたしの中で深掘りすることは避けておく……だが、最後にこれだけはあめちゃんに言っておきたい。

「プレイヤーをも自分に惚れさせ、手ひどく捨てて忘れさせない」という目標を完遂した君の、その熱意、その執念、その貫き方……実にあっぱれだ。最高だ。見事だった。
一介のゲームキャラとは思えない天使じみたその所業、一生懸けて推させてもらおう。

以上の解釈に基づいて制作したNGOの二次創作動画がこちらになります

(※東方Projectとのクロスオーバーなのでご注意ください)

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